親が見守りカメラを嫌がる理由と対処法|納得してもらう伝え方【例文あり】
《カメラがないセンサーの選択肢も紹介》
【本記事には広告リンクを含みます】
紹介しているサービスは、在宅介護や高齢者の生活に役立つと感じたものを判断して選んでいます。リンクから申込みされた場合、当サイトに収益が発生することがあります。

この記事を読むと、親が見守りカメラを嫌がる理由と、対処法がわかります。
押しつけにならない伝え方や、状況別の話し方も紹介。
カメラが苦手な親向けの『カメラなしセンサー』も提案しています。
はじめに

「高齢の親に見守りカメラを提案したら、そんなのいらないと断られた…」
「監視されてるみたいで嫌だ、と言われそうで言い出せない…」
あなたは今、そんな状況にありませんか?
本記事では、親が見守りカメラやセンサーを嫌がる理由と、その伝え方・代替案を
具体例つきで紹介します。
- 実際に老人ホームで働く筆者の現場経験
- プライバシーに配慮した選び方のコツ
- 押しつけずに納得してもらうための伝え方(例文あり)
を通して、「もう一度、親と話してみよう」と思えるヒントをお伝えします。
親が見守りカメラ・センサーを嫌がる理由とは?
親世代が拒否する理由は、技術への不安よりも、『感情面での反発』がほとんどです。
- 「監視されているようでイヤだ」
- 「勝手に決められた」と感じる
- 「何かあったら言うから、つけなくていい」
- 「設定とか難しそうだし、壊れたらどうするの?」
- 「老いを認めさせられる気がして、怖い」
こうした反応は、まだ元気だという自尊心が刺激された結果です。

【実例】現場の見守りも「監視」ではない
私が働く老人ホームでは、全入居者のベッドに離床センサーが設置されています。
ただし、離床=即駆けつける、ではありません。
たとえば、
- ポータブルトイレを使って自分で排泄できる方
- ベッドから数歩先の棚のものを取るだけ
こうした『日常の動き』を毎回訪室して確認するのは、逆に負担やストレスになります。
そのため施設では、必要な方のみに離床センサーとカメラを連動させ、手元の機械で
必要な場面に限って、職員が映像で状況を確認しています。
- 異常がなければそのまま見守り継続
- 危険行動などがあれば即対応
✅「見守り」とは、状況を把握して何もしない判断ができる状態のこと。
監視ではなく、『安心を届ける手段』として運用されています。

NGな伝え方|嫌がられる言い方
- 「もう年なんだから」「心配だから」で押し切る
- 「みんなやってるよ」と説得する
- 技術面や機能ばかり説明する(本人の気持ちが無視される)
一方的な提案は、自立心を否定されたと感じさせてしまい、拒否反応を強くします。
嫌がる理由別|伝え方のコツ
見守りセンサーの設置を親が嫌がる理由は、いくつか考えられます。
親を強引に説得しようとせず、その理由を聞きながら「心配している」という
気持ちも伝えてみてください。
プライバシーが心配
①「映像をいつも見ているわけじゃなくて、『何かあった時だけ確認できる仕組み』に
なっている」
②「トイレの中や着替えの様子が映るわけじゃないから、安心して」
操作や費用が不安
①「設置もお金も全部こっちでやるから、お父さん(お母さん)は何もしなくて大丈夫」
②「お父さん(お母さん)がスマホや機械の操作をすることはないから、安心して」
「そこまでしなくていい」と言われる
①「何か起きてからだと遅いから、何かあった時にすぐ分かる方法として置かせてほしい」
②「何もなければそれでいい。だからこそ、置いておく意味があると思ってる」
状況別の伝え方(例文)
相手の性格や生活環境の違いでも、伝え方は変わります。
遠方で暮らす子どもから提案
「すぐに駆けつけられない距離だから、何かあった時に分かる仕組みがあると安心なんだ」
転倒や病気の前歴がある場合
「あのときみたいにならないように…転んだこと(または、病気がひどくなったこと)がすぐに分かれば、早く対応ができて安心だと思うよ」
自立心の強い親に対して
「体を心配してるんじゃなくて、お父さん(お母さん)がちゃんと自分で動けてることを、私が知って安心したいだけなんだよ」
あなたの不安はどれくらいですか
「親にどう伝えるか」だけでなく、そもそも自分がどれくらい不安を抱えているのかを
整理することも大切です。

それでも難しい場合は、『カメラなし』も選択

「カメラ=監視」というイメージがどうしても拭えない親には、別の選択肢もあります。
非カメラ型の見守りセンサーです。
- 人の動きを検知したり明るさを感知
- ポットや扇風機などと接続し、使われているかを検知
- スマホに通知が届く仕組み
📌 つまり、気配をそっと確認することはできるけど、プライバシーは守られる
これなら受け入れてもらいやすい可能性があります。

カメラに強い抵抗がある親の場合の「映さない見守り」という選択肢です。
人の動きや生活の気配だけをそっと知らせるタイプで、本人のプライバシーを侵害しにくい
のが特徴です。
「まずはこれくらいなら…」と受け入れてもらえるケースもあります。
私が調べていて、現実的だと感じたのはWi-Fi不要で、コンセントに挿すだけで
使える見守りセンサーでした。
見守りは「親の心を守る」ことから始まる
『心配や迷惑をかけないように』という想いで、病気やケガを子どもに伝えない親は
多いです。その気持ちを尊重し親の心も守りながら、有効な対策を考えましょう。
- 見守り=監視ではない
- センサーやカメラは、『安心して自宅で暮らし続けるための道具』
- 本人の尊厳を守りながら導入できる方法は、ちゃんとある
まずは「説得」しようとせず、親が何を嫌がっているのかを聞くところから始めて
みてください。
