一人暮らし、高齢の親の食事が心配|惣菜の食べ回し・栄養不足を防ぐ7つの対策
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こちらの記事を読むと『高齢の親の食事をどう守るか』を知ることができます。
一人暮らし高齢の父、食事でトラブル|下痢をした話
父ヤスが久しぶりに自転車に乗り出して、しばらく経ちました。
「まだまだ元気だよ」と言わんばかりに、買い物にも行けている。
テリトリーは広がってはいないけれど、自由を取り戻した様子は
しばらく会わなくても、電話の口調や声のトーンで分かります。
そんなある日、カラオケに送って行く途中で、父ヤスがサラッと言いました。
「この前、下痢したもんね」
そんなにあっさり言い放つってことは、大したことがなかった証拠。
だから私も冷静に「大丈夫やった?」と返す。
聞けば、スーパーで買った揚げ物のお惣菜を、買ってから3日目に食べた翌日に下痢。
長引いてはいないけど、ちょっと弱気になっていたらしい。
高齢者、独居の食事って、こういう「小さい事件」が静かに起きる。
そして、家族が気づくのはだいたい事後です。
父ヤスは娘がナースなのに、病気の初期にはあまり相談してこない。
切羽詰まってからいつも聞かされる。
今日は、父ヤスの食生活のリアルをそのまま書きつつ、
惣菜の食べ回しを『注意より仕組み化』で改善する方法を7つ紹介します。

高齢の一人暮らし、惣菜中心の食事になりやすい理由
父ヤスは一応、自炊ゼロではないんです。
- お米を炊ける
- ほうれん草のおひたしを作ることもある
- 赤魚の煮付けができる
- 冷凍のかぼちゃを炊く
- お肉が焼ける
日本人のおじいちゃん。味の好みも分かりやすく醤油味が主役。
焼肉のタレでお肉を炒める、豚バラを塩で焼く…と、違う味を楽しむこともあります。
しかし最近は胃が弱くなり「豚バラ肉で胃がもたれる」と、食べていないそう。
『好き』と『体がついてこない』が同居をしはじめました。
「これだけ作れるなら毎日自炊したらよくない?」と思います。
でも、やっていない。
『高齢者、独居』多分これがキーワード。
自分のためだけに食事を作るのはめんどくさい。そして1人で食べる食事は味気ない。
こんなことを父ヤスはよく言っています。だから主力はお惣菜。
買うものはだいたい同じ。
- 近所のスーパーのお惣菜(揚げ物や和風のお惣菜)
- 袋入りのキャベツの千切り
- あんぱん
- カップ麺、カップうどん(どん兵衛が好き)
- 豆乳(Youtubeで体にいいと聞き、86歳で牛乳から変えた)
そしてヤスは、基本的に知らない味を買いません。
食べたことがない素材・味付けはスルー。家族と一緒なら少し食べるくらい。
つまり、家族が「これ便利だよ!美味しいよ」って渡しても、
父ヤスの世界観に入ってこなかったら、それまでなんです。
そして独居は、同じもの・麺類・パン多めで栄養が偏りやすいなどの心配もあります。
高齢者が賞味期限・消費期限を気にしない理由とリスク
父ヤスの冷蔵庫の使い方には、クセがある。
- 期限が数日超えていても気にしない
- においで判断する
- 庫内奥に、前に買ったものが手付かずで残っている

漬物類は「塩漬けだから大丈夫」と言うし、庫内チェックをする私が期限切れ品を
見つけると「今日も食べたけど大丈夫やったから」と捨てさせてくれない。
しかも、お惣菜は『一回で食べ切らない』前提で買ってくる。
そしてこう言う。
「いろいろ作りきらん」
「いつも同じもの食べてるよ」
はい、知ってます。前にも聞きました。
でも、その同じ惣菜を2〜3日かけて食べるのは、ちょっと待ってほしい。
86歳。子供の頃は戦時中、実母は6歳の時に病死して姉が母代わりだった父ヤス。
食べ物を粗末にするなんてあり得ない。
でもお腹を下してしまうと話は別です。
だから最近は私たち子ども間で相談し、勝手に庫内チェックをして期限切れのものは
こっそり捨てています。これも私たち子ども側の愛情のつもりです。
そして…全く気づかれていません。
惣菜の揚げ物を食べ回すリスク|高齢者が下痢を起こしやすい理由
お惣菜の揚げ物が下痢の原因だとは、もちろん断定できません。
でも『惣菜の揚げ物を3日目も食べた翌日に下痢』という話は、普通に怖いです。
揚げ物って、そもそも胃腸に負担がかかる。高齢者であればなおさらでしょう。
お惣菜は『揚げたて』じゃない可能性もあるし、油の状態だって分からない。
そして、父ヤスは冷蔵庫を過信しがち。冷蔵庫は魔法の箱だと思っている節もあります。
ただ、長引かなかったのが不幸中の幸い。
私は思いました。「これ、次は下痢だけで済まないかもしれないな」と。

高齢の親に食事の注意をどう伝える?ナースの娘が意識した声かけ
私は下痢の報告を受けたとき、こう伝えました。
- 惣菜はできればその日中に食べ切った方がいい
- 揚げ物は特に注意するように(油が新しいとは限らない)
- 自転車あるんだから『食べる日に買いに行く』に変えて見たら?
- 冷蔵庫を過信しないように
- 病院代の方が高くつくよ(少し脅してみた)
反発はせずちゃんと聞いてくれていましたが、すぐに
「今までは週に2回買い出しに行ってたのを、2日に1回行くようにしたよ」
なんだか嬉しい報告でした。子供たちに言われることなく、自分で考えて
対策を考え、それを実践している。
高齢、独居でめんどくさいと感じていることが増えている父ヤス。
でも、自分の体に異変が起きた時はそうではなかったようです。
でも、こういう話って案外難しい。
言えば言うほど、「はいはい、分かった、分かった」で終わることもあるでしょう。
だから私は、念のために仕組みで止めることも考え始めました。

惣菜の食べ回しを防ぐ|一人暮らしの高齢親を守る7つの仕組み
高齢者、独居の食事問題は、「気をつけてね」で解決することはほとんどありません。
『気をつけなくても、事故りにくい形』に寄せて行くことが必要です。
① ルールを一個だけ決める
いきなり完璧は無理ですね。まずはこれだけ。
- 惣菜は買った日〜翌日まで
- 揚げ物はできれば「買った日」
② 「日付メモ」作戦:買った日に付箋を貼る
期限を見ないなら、こちらが足す。
一緒に買い物に行ったときや親の家に寄ったとき、冷蔵庫をチェック。
- 「買った日」だけ書いて貼る
(例:12/25購入)
期限じゃなくて、『購入日』で把握できれば十分。

③ 冷蔵庫のお惣菜ゾーンを作る(場所の固定)
お惣菜を奥に押し込むと忘れる。だから、『手前の一段を惣菜専用』にする。
「ここにあるもの=先に食べる」が視覚で分かる。
期限が近いものも手前に置くようにします。
④ 「買いすぎ」を止める一言を決める
ついつい父ヤスは、多めに買ってしまいます。
だからこちらの声かけは、説教じゃなく合言葉。
例えば
- 「これ何日分なの?」
- 「今日の分だけにしようよ」
これでOK。いろいろと言わない方がよいこともあります。

⑤ 揚げ物は選ぶ段階で避ける
高齢者は胃腸の機能も低下していることが多いです。
「揚げ物を買わない」ではなく、揚げ物の代わりの定番を2つ作るのが現実的。
(例:白和え、肉じゃが、煮物、豆腐系 など)
揚げ物、もし食べたくなったときは子どもの誰かが揚げたてを持って行くことに
しています。まだ呼ばれてはいません。
⑥ 「下痢したとき」の簡単ルールを決める
独居で困るのは、体調不良時の判断です。
- 水分を摂ること
- その日の食事は軽め
- 受診の目安:何日も続く・赤い便・発熱・尿量が減った・ぐったりしている
- 子どもに連絡する
高齢者が下痢をすると脱水状態になることが多いです。
私は、体調を崩したらとにかく連絡するようにしつこく言っています。
なかなか連絡をして来ませんが。



⑦ そもそも「惣菜管理」がいらない形に寄せる
ここで出てくるのが、宅配の冷凍弁当です。
今の冷凍食品は、おいしいものが多く種類も豊富です。
冷凍ならお惣菜とは違い、期限の管理にピリピリすることは減りますね。
私のモヤモヤを聞いてください
ここ、娘としての本音…。
父ヤスは離婚しています。私はときどき思うことがある。
「離婚してなかったら、この歳でお惣菜ばっかり食べないで済んだのかな」
「私がおかず作って持っていった方がいいのかな」
でも私には、仕事も育児もある。毎回はできない。
決め事にされたら負担感が増してイヤになるでしょう。
「できない」って言うのが申し訳ない。でも、現実には難しい。
だから、誰かの根性で支えるんじゃなくて、『仕組みで回る形』を作りたいと思いました。
『レンチン』は手抜きじゃない。独居の保険。
父ヤスは、新しい味を買わない。だからこそ、私はこう考えた。
- お弁当でなら新しい味もトライできるかも
- レンチンで食べられる
- 『食べ回し事故』が減る
- 誰かが毎回持って行かなくて済む
これ、手抜きじゃなくて保険になると思いませんか?
高齢者、独居の食事って栄養面の心配もあるけど、食あたりなどの問題もあるから。
もし「親が惣菜を食べ回してる」「期限を見ない」「同じものばかり」なら、
宅配冷凍弁当は確実に選択肢のひとつになります。

一人暮らしの高齢親の食事を支える|宅配冷凍弁当という選択肢
そこで私が検討している選択肢のひとつが、冷凍宅配食 『気くばり御膳』。
冷凍なので保存がきき、食べる時はレンジで温めるだけ。
買いすぎ・食べ忘れ・期限超えみたいな『あるある』を減らしやすいのがポイントです。
宅配冷凍弁当『気くばり御膳』のおすすめポイント
- 塩分は1食あたり2.0g以下(目安が明確)
- 副菜つきで野菜量100g以上(※芋類/きのこ類/海藻類/豆類を含む・生鮮換算)
- 和洋中いろいろで、メニューのバリエーションが豊富
- 冷凍だから、『いざという時のストック』としても置きやすい
- 惣菜の食べ回しをしている親に有効
正直な弱点
- 冷凍庫のスペースは必要(まとめ買いすると特に)
- 味やボリュームの好みは個人差あり
- 「いつも同じ味しか買わない」親ほど、最初はお試しセットからが安心
私の感覚では、これは手抜きじゃなくて、独居の親の保険。
「惣菜の食べ回しが怖い」「毎回作って届けるのは無理」という家庭ほど、
現実的な落としどころになりやすいです。
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気くばり御膳冷凍庫が足りないときの対処法|高齢親宅に冷凍庫を置く選択
冷凍の宅配食っって、聞くだけで便利に感じます。
でも多くの家庭が一度つまずくのが 「冷凍庫パンパン問題」。
もし冷凍庫の狭さがネックなら、方法は3つ。
① 冷凍庫の整理(まずはここ)
② 注文ペースを調整
③ それでも無理なら『冷凍庫を増やす』のがいちばん早いです。
ちなみにこちらの冷凍庫レンタル(サブスク)は、思ってるより現実的。
- 30L:月770円(1日あたり約26円)
- 60L:月880円(1日あたり約29円)
- 100L:月990円(1日あたり33円)
「宅配食を続けるための道具」として考えると、かなりアリだと思っています。
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【冷凍庫レンタル.com】一人暮らしの高齢親の食事は「注意」より「仕組み」で守る
父ヤスは独居ですが、自分なりにそれなりに生活をしています。
ただ、年齢と考え方が食事を雑にしてしまっているところが弱点。
だからこそ、私たち家族ができるのは
「ちゃんとしないと」ではなくて、『事故りにくい仕組み』を作ること。
そして最後に、父ヤスの名言。
「いろいろ作りきらん」
「いつも同じもの食べてるよ」
うん、分かる。知ってる。前も聞いたし、昨日も聞いたよ。
だからこそ、レンチンでいい。冷凍でもいい。
お惣菜もいいし、作る気力がある時は自炊したらいいやん。
『ちゃんとした食事』じゃなくても、『ちゃんと食べられる形』があればいいと思うよ、
お父さん。
