介護の悩みあれこれ

在宅介護がしんどい…限界を感じたときに心が楽になる考え方

emiko0419


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在宅介護って、「しんどい」と言ってはいけない空気が、どこかにある気がしています。

娘さん
娘さん

家族なんだから当然。
私がやらなきゃいけない。
弱音を吐いたら、冷たい人だと思われてしまいそう。

そんな気持ちを抱えたまま、今日も一人で踏ん張っていませんか。

私は看護師として介護の現場にいますが、娘として介護に関わるとき、感じるしんどさは

まったく別物だと実感しています。

知識があっても、覚悟があっても、心は揺れる。

むしろ揺れ続けます。

在宅介護がしんどいのに、誰にも言えない理由

在宅介護が始まると、多くの人が「相談できない状態」に陥ります。

家族に言えば心配をかける。

兄弟姉妹に言えば、温度差に傷つくことがある。

友達に言っても、状況が違いすぎて伝わらない。

結果、「自分が我慢すればいい」に落ち着いてしまう。

でも本当は、介護のしんどさって、体力よりも気持ちの孤独が一番こたえます。

誰にも言えないまま続く在宅介護が、心に与えるもの

昼間はなんとか頑張れても、夜になると急に不安が押し寄せてくる。

・夜中にトイレで転んでいないだろうか
・呼吸は苦しくないだろうか
・このまま朝まで、何事もなく過ごせるだろうか
・いつまで介護が続くのだろうか

布団に入っても、頭の中ではずっと「もしも」や「心配」がぐるぐる回り続ける。

眠っているようで、ずっと気を張っている。

それが毎日続くと、介護者の心も体も、少しずつ削られていきます。

うちの父、ヤスの今のハナシ

うちの父ヤスは、今のところ見守りセンサーが絶対に必要な状態ではありません。

毎朝、毎晩、父のほうから「おはよう」「おやすみ」とLINEが来ます。

それを見ると、正直に言えば、

「よかった、今日も生きてるな」って、思う自分がいます。

もし、いつもの時間に挨拶が来なかったら…。

そんな時は、兄弟姉妹3人+父のグループLINEで、誰かしらが、

「おとーん?生きてる?」

なんて冗談みたいに呼びかけます。

少し笑えるやり取りだけど、その奥にはちゃんと、

「もしも返事がなかったらどうしよう」という不安が隠れています

今は、こうして『LINEで安否確認』ができています。

だから正直なところ、見守りセンサーは「まだ早いかな」とも思います。

でも同時に、このLINEがいつまで続くかは誰にもわかりません。

父ヤスの話はこちら
頻尿サプリを信じた86歳。解約バトルでまさかの勝利。
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それでも「ひとりで全部抱えなくていい」

介護は、「頑張る人」が一人いれば成り立つものではありません。

どれだけ責任感が強くても、どれだけ親思いでも、

人は一人でずっと耐え続けるようにはできていません。

頼ることは、甘えじゃありません。

工夫することは、逃げでもありません。

あなたが倒れてしまったら、その先の介護は続かなくなってしまうからです。

頼れない人ほど、誰かに優しい

あなたが誰か困っている人を見たとき、

「どうして言ってくれなかったの?」

「なんでもっと早く相談してくれなかったの?」

そんな気持ちになったことはありませんか。

実際に、そういう声を相手にかけたことがある人もいるかもしれません。

不思議なことに、人にはその言葉を向けてあげられるのに、

自分が困ったときは、なぜか同じようにできなかったりします。

「迷惑をかけたくない」

「まだ大丈夫」

「私が頑張ればいい」

そう思って、自分のことだけは後回しにしてしまう。

でも実は、

「話くらいなら聞くよ」「何か手伝えることある?」

そうやって、あなたの力になろうとしてくれる人も、たくさんいます

あなたが誰かに向けて思った、あの優しい言葉は、

本当は、あなた自身にも向けていい言葉です。

一人で解決しなくていい。
一人で背負いきらなくていい。

頼っていいんです。

あなたの心も守りましょう
初めての介護で不安になったあなたへ ー介護の始め方と心を守るヒント
初めての介護で不安になったあなたへ ー介護の始め方と心を守るヒント

夜の不安を少し軽くする、現実的な選択肢

「誰かに相談するのは、まだハードルが高い」

そんな人にとって、『モノに頼る』という選択肢もあります。

たとえば、見守りセンサー。

カメラのように常に映すものではなく、

人の動き、部屋の温度、家電の使用状況などから、

「今日はいつも通り動いているか」をそっと教えてくれるタイプです。

今はうちの父には使っていません。

でも、今後もし、

・階段の上り下りが不自由になってきたとき
・連絡が丸一日取れなくなったとき
・暑いのにエアコンをつけなくなったとき

そんな状態になったら、私はたぶん、迷わずこういった機器に頼ると思います。

人に頼れないとき、人に頼りきれないとき、

機械の力で守れる安心も、確かにあります。

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「夜の不安が限界に近づいたら、私ならこれを検討するかも」

そう感じたのが、カメラで常に映さないタイプの見守りセンサーでした。

たとえば、この【かんたん見守りプラグ】は、

人の動き・室温・明るさ・家電の使用状況などから、

「今日はいつも通り動いているか」をそっと知らせてくれます。

ずっと画面を見張る必要がないので、

見守る側も、見守られる側も、気を張りすぎずに済むところがいいなと思いました。

「安心をひとつ足す選択肢」として、知っておいてもいい存在だと思います。

かんたん見守りプラグの詳細はこちら

見守りは「すぐ必要な人」と「まだ不要な人」がいる

これはとても大事なことなので、はっきり書いておきます。

今はまだ不要かもしれない人

・毎日連絡が取れている
・同居、近居で様子がわかる
・生活リズムが安定している

そろそろ検討してもいい人

・連絡が取れない日が出てきた
・転倒や体調不良が増えた
・エアコン・水分管理が怪しくなってきた
・夜間の行動が読めなくなってきた

必要なタイミングは、人それぞれ違います。

「みんなが使っているから」ではなく、

「自分の不安が限界に近づいたとき」が、導入のタイミングです。

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「ちょっと当てはまるかも…」と思う項目があったら、

今すぐ使わなくても、選択肢だけ知っておくのもひとつです。

私が調べていて「これくらいなら現実的かも」と感じたのが、

カメラなし・工事なしで使える見守りセンサーでした。

かんたん見守りプラグを見てみる

おうちの家族をそっと見守り 【 au 見守りプラグ】

在宅介護は「頑張ること」より「続けられること」

在宅介護は、短距離走ではありません。

いつ終わるかわからない、長いマラソンです。

完璧じゃなくていい。

強くなくていい。

泣きたくなる日があってもいい。

安心が一つ増えるだけで、気持ちは少し軽くなり、

その余裕が、明日のあなたを支えてくれます。

あなたが笑顔でいられることが、いちばんの介護

親のために。家族のために。

必死で踏ん張っているあなたへ。

あなたが笑顔でいられることが、いちばんの介護力です。

ひとりで抱え込まなくていい。

頼れるものには、頼っていい。

そうやって、今日までちゃんと生きてきたあなたは、

もう十分すぎるほど、よくやっています。

今のあなたの不安は、まだ我慢できるレベルですか?

それとも、少し限界に近づいていますか?

介護の悩み、聞かせてください
ナース・ミー
ナース・ミー
現役の介護現場ナース
看護師歴25年超え、介護現場で働いて10年以上。今日も老人ホームで勤務しながら「現場で起きているリアルな介護」を発信しています。「介護の負担を少しでも減らしたい」「自宅でのケアを楽にしたい」そんな方のために、経験から得たヒントをわかりやすくお届けします。                 
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